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アインシュタインの関係式(原子の実在性)

前回の話題に挙げた、アインシュタインの関係式を説明します。

例えば、水質汚染で汚染物質が液体で水中に拡散していく場合、拡散していくのが汚染物質の粒子(分子)であると設定し、当該現象の分析モデルを構築していく、、、と思います。
廃水処理をするのであれば、ブラックボックス化して数値から単に処理できると結論づけるよりも、理論的に組み立てて処理工程で起こっている現象を数式で記述できると安心できるのが、私の性格ですが、一般にみなさんはどうでしょうか。

今では当たり前のように物質を構成するのは分子ないし原子と義務教育でも習いますが、分子は目に見えないような小さなサイズです。従って、直接的に存在証明できません。しかし、分子を前提としてモデリングし算出された値が、実際に起こった現象の測定値と一致すれば、前提条件に間違いがない、分子は存在すると言えるでしょう。

アインシュタインの関係式がこの存在証明方法になります。水中拡散現象を分子の拡散運動としてモデリングし、それが正しいか測定できるようにしました。これによって、原子・分子が存在すると科学的に言えるようになったので、非常に大きな功績になりました。

金澤輝代士先生の「速習・確率過程入門~拡散現象のモデリング~」という講義ノートがウェブ上にありまして、こちらを参考にアインシュタインの関係式を説明していきます。

こちらを利用する理由はモデルでホワイトノイズ項を入れているからです。これは完全に私の好みの問題です(ここではノイズについて説明しません。きれいなバラツキ状態とでも思ってください)。

本稿ではノーテーション説明も省略します。乱暴に感じる記述も、ウェブ上のどこかにちゃんとした説明があるでしょうから、そこで補完してもらえれば。。。
それぞれの式は図示等の視覚化がしやすいので、イメージしながら数式の動きを楽しめると思います。

 

それでは、原子の実在を確認しましょう!

 

ブラウン運動する任意の粒子が時間tで位置xにいる確率をP(x,t)としたとき、(連続)確率密度関数で表す。

粒子数の質量保存則より、

レイノルズの輸送定理より空間積分と時間微分を交換

これが連続の式。1次元で考えているので

フィックの法則(流出量は濃度勾配に比例)が成り立つので

連続の式とフィックの法則の式より

ブラウン粒子の拡散現象の確率密度関数は正規分布に従う。
x(t)の初期条件をx(0)=0としたとき

これがデルタ関数の性質を満たすのであったり、フーリエ変換を使っていたりすることは金澤先生の資料の方で。

ランジュバン方程式(ブラウン粒子の運動方程式が水の粘性摩擦と水分子の衝突によるノイズで表せる)より

(ボルツマン定数はKB=R/NA、ホワイトノイズξG
表現を変えて

平均をとるとさらに両辺にxをかけると

であり、
1次元であるからエネルギー等分配則より

が成り立つので

この微分方程式を解く
と置く。

t=0でf=0より

fを積分してt=0で<x>2=0より

時定数は十分時間が経った(tが大きくなった)とき、ほとんど無視できるので

平均2乗変位より分散であるから

粒子が半径aの球とすれば

以上より、アボガドロ定数を以下のように表せる

右辺の全ての大きさは分かる、もしくは測定できるので、アボガドロ定数が分かります。これが成り立っていれば、原子・分子の存在を仮定することは間違っていないことが分かります(逆にアボガドロ定数が6.02×1023/molとして原子の半径を推定することができる)。

原子・分子を想定することで初めて質量保存則や運動方程式が描けるので、それらの式から導かれた値が現実の数値と一致することは、原子・分子の存在証明になるわけです。

ちなみに、アインシュタインの論文では浸透圧と摩擦力のつり合いから説明しています。
アインシュタインは「私の主目的は,一定の有限な大きさの原子の存在を確証する事実を発見することであった」と説明しています。

ブログに数式を載せるのは難しいですね。どう載せるのか。。。注釈で後述して流れを切らないのは見やすくはありますが、何となく今回はそれより前半は不必要に途中式を載せました。

原子の世界の続編があるかもしれません。

また修正加筆するか、何かリアクションを受けたらPDFファイルを入れます。
※1 微分方程式を解いて拡散係数を求める流れも大雑把ですが、加筆しました。
色々と参考にしたんですが、けっこう誤植やモデルに違和感があるものが散見されましたし、ランジュバン方程式が違うことで拡散係数に質量が入ったものもありましたね(そう言う私もミスがあるかもしれません)。微分方程式を教えるのが目的であれば、モデルの正確性は重要ではないでしょうし。解析学自体はそこそこやったものの、流体力学や統計力学を基礎から勉強したことはないし、アインシュタインの関係式を知ったのも最近なので、モデルの厳密性の議論や発展のさせ方についてはいつの日にか。。。粒子のサイズについては分析したいかもしれません。
それより、拡散モデルを発展させて分析したいですね。
取りあえず、雨の多かった盆休みに1歳児と戯れながら、自分なりに一生懸命頭の中でモデルの世界に潜り込んでインプットしていたので、8月中にアウトプットできてよかったです。

余談ですが、

とFokker-Plank方程式の形をしていれば、


になります。c=0にすれば本稿です。こっちの方が伊藤積分に慣れしたんだ方は安らぎを得ますかね?

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

夏季休業のお知らせ

夏季休業のお知らせです。

8/8(日)~8/15(日)までは基本的にお休みさせていただきます。

多くの工場が休みであること、稼働されても集荷に伺うほどは排出物がないこと、弊社の従業員の有給休暇取得推奨日を含めたいことが理由に挙げられます。

弊社への電話は私の方に転送されますが、ウェブ広告や電力、トラック関連の営業はご遠慮ください。
ほぼ毎日私は出勤しますし。。。勿論、台風被害等のご相談や緊急の御用は対応いたします。

アインシュタインがノーベル物理学賞を受賞して100年ですね。そして、今日は8月6日です。マンハッタン計画の引き金でもある原子爆弾開発を求める書簡を書いた事を後悔していたわけですが、彼は最悪のケースを止めるために行ったのであり、善意からの行動でもあります。情報の非対称性があったとはいえ、これがMax-Min戦略(choquet積分の最大化)だったかは分かりませんが、物事の最適な指針を出すことの難しさを感じます。正しさとは何なのか、本当に毎日のように悩みます。

アインシュタインと言えば、26歳に発表した論文群で、我々廃棄物業者必読の『熱の分子論から要求される静止液体中の懸濁粒子の運動について』があります。水質汚染を考える上で、ブラウン運動するサイズの微粒子を対象に考える上で非常に興味深いものがあります。英語の翻訳としてはオンライン上では On the movement of small particles suspended in a stationary liquid demanded by the molecular-kinetic theory of heatで検索すれば読むことができますが、アインシュタインの関係式やアインシュタイン・ストークスの関係式で検索した方が分かりやすいかもしれません。

そこで、ブラウン運動にご興味をお持ちでしたら、是非ともルベーグ積分から伊藤清先生の功績まで辿り着いて欲しいものです。更に非加法下での確率微分方程式にまで食指が動いたら、choque(ショケ)積分に出会うと思います。測度論を丁寧に理解することが重要です。
前者までなら証券アナリストに求められる数理分析より基礎(根本)の領域に踏み込めますし、後者であればジニ係数といった指標の格差社会からナイト流不確実性下の意思決定論について考えることができます。
ショケ積分で関数の連続性に疑問を抱くようであれば離散凸解析に行きましょう。その前に数値解析で有限要素法に触れて近似を学ぶのも決して遠回りにならないと思います。というか、近似、、、ベルマン方程式のguess and verifyも触れますか。。。?

こうした揺らぎに心揺さぶられる方で、スポーツにも興味がある方は、柳田敏雄先生の筋収縮を説明する分子モーターミオシンのブラウン運動の研究を調べると良いと思います。たぶん高校生物で習うようなアクチンとミオシンの滑走説がイメージもしやすいし自然にすら感じるかと思いますが、ブラウン運動が潜んでいることを考察するのはスリリングです。柳田先生はその研究をする前提となる分子モーターの計測技術の開発をされており、というよりその開発が非常に大きな研究です(誤解があったらすみません)。
実は、私の人生にも影響を与えてしまったミオシンのブラウン運動、10代の私の進路を大変更させ、20台後半の私の研究にも気づいたら重なる部分がありつらい時の心の支えになり、そして現在の私にも自分の仕事を色づいた景色にさせてくれています。

以上、夏季休業のご報告でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

真ん中に

さて、そろそろこの流れ出る生を自ら満喫している風景を額縁にはめ込むことになった。
(中略)
そう、これが思い出となる、というのはあらかじめわかるものだ。
たった今しがた、強い夏の日射しの下で一面まぶしい光におおわれたボクらの世界も、もう、半分追憶の夏雲におおわれて、輝きを失った半透明の色彩の中でひっそりと静まり返っていた。
それはもうすっかり思い出の世界に入っていたのかもしれない。
誰だって、描こうとしない、描かれることのない、スケッチブックの一頁があるはずだ。
ボクはいつのまに描くのを止めていた。
でも気を取り直したシメ君は、夢中になって頭上の沸き立つ夏雲を描いていた。

(町田純『ヤンとシメの物語』)

いくら着替えてもすぐに汗びっしょりになる夏がやってきています。
真夏の草刈作業は靴下まで汗でびちょびちょです。
昨年は朝5時から朝9時までの早朝草刈もやりました。熱中症は避けたいものです。

わたしたちだって、今、この話をしている最中でさえ、もうすでに過去の幻影みたいなものなのよ
(中略)
あなたは未来の思い出の中に生きているわ。これから先も、きっと

(町田純『草原の祝祭-ヤンのヨールカ―』)

いくら時間があっても足らない毎日です。
でも、誰にも訪れる死への準備もしていきたいと思います。その一つは私にとって読書であり、お金(生活)を生み出さないものです。
研究していた時は朝から晩まで一つの事に専念していて時間の足らなさ、自身の能力や努力の限界を感じていましたが、現在は一つの事に専念できる連続した時間を得られる難しさを感じています。
水への汚染について、この1年ちょこちょこ論文を読んでいます。
拡散系だから昔とった杵柄でアインシュタイン方程式をさらさらやりたかったんですが、ごまかしながら勉強した気になっています。

未来では足りない
古いもの 新しいものでは足りない
永遠が 部屋の真ん中で
聖なる樅の木にならなくてはならない……        

(町田純『草原の祝祭-ヤンのヨールカ―』)

 

今日一日は、こんな気持ちの良い日は、せめて目を開けて見渡してくれないか。そして、じっと見つめてくれないか。この草原を、この森を。

(町田純『ヤンとシメの物語』)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

プラスチックの油化

ご無沙汰しております。
気が付けば、刻々と時は流れ、ブログ更新が途絶えておりました。

時間のマネジメントの難しさを感じる毎日で、ブログ更新の優先順位度は低いので、後回しになっておりました。
そうは言っても、触れておきたいプラスチックの油化の話です。
昨年2020年12月15日「低温でのポリオレフィン系プラスチックからの有用化学品合成に有効な固体触媒系の開発に成功 ~プラスチックの新たな変換法を確立!~」と大阪市立大学と東北大学の共同研究(大阪市立大学 人工光合成研究センターの田村正純准教授と東北大学大学院工学研究科応用化学専攻の冨重圭一教授ら)として発表がありました。2020 年 12 月 10 日(木)に『Applied Catalysis B: Environmental (IF=16.68)』にオンライン掲載されたことによります。
こうしたニュースは鮮度も大事なので、昨年中に触れておきたかったのですが、半年経ってしまいました。

小泉環境相も言われた通りプラスチックは原油から作られているので、プラスチックは高カロリーで廃材を固形燃料(RPF)の原料として利用できます。
更には元の油に戻すことも可能です。

ちょっと調べれば、プラスチックを油化する実験が出てきます。弊社もストーブの上で実験したことがあります。
単純な仕組みで考えると、油化するための必要エネルギーから得られる油は少ないです。
とは言え、理論から実務ベースに持っていくエンジニアリング技術は素晴らしく、油化装置は実用化されています。
(この技術の詳細は不勉強ですので、採算性は明示できません)

弊社も一度机の上で検討したことはあり、それが実験した理由にもなりますが、お声掛けしようと思っていた企業様が倒産してしまって上手くいくのだろうか、、、と恐怖心が植えつけられました。

話は戻して、今回の研究発表のポイントは触媒を使うことで200℃で油化できること、ポリオレフィン系プラスチックであることではないでしょうか。

200℃であれば油化するための必要エネルギーは少なくてすみます。
また、ポリオレフィン系というのはプラスチックの中でも炭素と水素からなる分子でシンプルな構造をしたものです。ペットボトルの素材のPETはそこにテレフタル酸と重縮合したものですから違います。つまり、プラスチックなら何でもいいわけではありません。

そうは言っても低エネルギーで油化できることは大きな一歩だと思います。
ポリオレフィン系といえど、添加剤の多いもの、ガラス強化品(ガラス繊維を混ぜたもの)などがありますので、その辺りは特に工業系の部品を扱う場合はテストが必要だと思いますが。
ただプレコンシュマー材は素直にプラスチック原料にするのが良いと今のところは思っています。
そうなると、もうプラスチック原料にするには劣化しすぎている(既に何度かリサイクル原料化されている)場合のポリオレフィン系と限定され、導入は難しいなと思ってしまいます。

私は臆病です。色んな要素を気にしていては前に進めないから、取りあえずやってみることの重要性は経験上もわかります。ただ従業員がいて、、、家族がいて、、、取り返しのつかない自然環境破壊がないように考えて考えてやっていきたいです。
小さな会社といえど、、、です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

 

プラスチックのリサイクルのあれこれ

本当にあれこれです。
元の製品原料と同じ品質水準でリサイクルすること(再生原料品をつくること)は難易度が高すぎる諸問題をとりあげます。

まず、本稿における用語説明です。正確な定義ではありませんが、本稿を読むのには充分だと思います。
プレコンシュマー材:市場に未出荷の工場端材
ポストコンシュマー材:市場に出荷された使用済み品
マテリアルリサイクル:本稿では再生原料化
水平リサイクル:元の製品にリサイクル Ex.)ペットボトルtoペットボトル
カスケードリサイクル:元の製品より低品質品にリサイクル Ex.)ペットボトルtoポリエステル繊維

 

弊社は、プラスチックのプレコンシュマー材をリサイクル価値のある有価物として、集積出荷しております。
有価物として扱えるためには、コストを考えると、異物混入がなくマテリアルリサイクルできる状態でなければなりませんし、数量が必要になります。

最近、使用済みペットボトル水平リサイクルがアピールされていますが、それが凄いことだと感じる方は多くはないと思います。
リサイクルするなら綺麗にして元々の製品素材(原料)になるのが余計な負担はかからないというのが自然に感じるからです。

しかし実際は、溶かして固めれば再原料になるのではないんです。
プレコンシュマー材ですら成形時に熱処理はするし、紫外線にさらされるので、元々の原料状態からは品質が劣化することは避けられません。
それがポストコンシュマー材であればいくら洗ったとはいえ、品質は元より劣化しています。水平リサイクルはできないので、カスケードリサイクルされます。
また、プレコンシュマー材も、僅かとはいえ品質が落ちている上、水平リサイクル先が見つかったとしても、安定的に必要な数量を同じ品質で提供することが可能である必要性が出てきます。
そこで問題になるのが、プレコンシュマー材は工場側からしたら生み出したくないものであることです。ポストコンシュマー材にならないと計画的売上につながりません。
さらに同じ種類のプラスチックだとしても、実際は細かい用途やメーカーの要望に合わせてカスタマイズされており、同じ品質ではありません。極端に言えば、水平リサイクルには全くの同一製品毎に再原料化して同じ品質製品での買い手をみつけることが求められます。カスケードリサイクルであれば、求められている品質以上になればいいので、同程度のカスタマイズ品を混ぜ合わせることができます。

カスタマイズとは。。。
同じプラスチックの種類PETとはいえ、用途に合わせて細かくカスタマイズされております。カスタマイズのひとつが添加剤です。
この添加剤がマイクロプラスチックとなったときに生物の体内に入り、悪影響を及ぼすことも危惧されております。
但し、品質の劣化を埋める役割を担うのも添加剤です。

例えば、プラスチックは黄変を起こしますが、これは光(紫外線)が原因のこともあるし、暗所でも加工時の熱酸化が原因で起こることもあり得るし、顔料中の金属イオンがキレートを形成することでも起こりえます。
こうした原因をブロックするために添加剤を使うこともあります。

今回はここまでで止めておきます。
次回は昨年末に発表のあった国内研究を含めて、油化技術にも触れてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

GW休暇

GW休暇のお知らせです。

基本的には5/01(土)~5/09(日)までお休みを取らせていただきます。

場内整理や環境保全のため一部稼働することはありますし、私は研究(?)を行うため出勤しているかと思います。
プラスチックに関する豆知識も広報活動の一部として行っていきたいと思っています。

私に直接お電話いただくお客様にはなかなか平日も電話に出れず申し訳なく思っています。
現場作業中は両手足塞がっていることや息が上がって(アドレナリンが出て)思考力が落ちているので、返事が難しいことがあります。
現場作業を減らさねばとは思ってはいます。

以上、宜しくお願い致します。

(有)アイ・エス・オー 長友

年末年始 営業のご案内

たぶんそれは正しいとか正しくないとかいう基準では推しはかることのできない問題だったのだろう。つまり世の中には正しい結果をもたらす正しくない選択もあるし、正しくない結果をもたらす正しい選択もあるということだ。このような不条理性──と言っても構わないと思う─を回避するには、我々は実際には何ひとつとして選択してはないのだという立場をとる必要あるし、大体において僕はそんな風に考えて暮らしている。起こったことはもう起こったことだし、起こっていないことはまだ起こっていないことなのだ。

村上春樹『パン屋再襲撃』

 

年末年始の営業のご案内です。
ぎりぎりになって申し訳ないのですが、12月30日(水)~1月5日(火)は休ませていただきます。

今年も大変お世話になりました。来年もどうか是非宜しくお願い致します。

 

弊社は再資源化を目指しており、そのためにはお客様の分別作業や正確な情報提供が重要になっていきます。ヒューマンエラーはあります。それでも資源物として扱っていたものの、不純物が混ざっていたり、想定外のものであったりすれば、悪意なく汚染を生みます。つまり、他の資源物もすべて廃棄物化してしまうのです。だから、信頼関係が重要であり、私たちはお客様とのコミュニケーションを大事にしたいと考えています。

COVID-19という未曾有の世界的な大感染が起き、今なお、事態は深刻化しております。人間の慣れは順応化であり鈍感化であります。初期の恐怖心を持ったままでは精神が耐え切れない方がいるでしょう。だから、慣れは重要です。その一方で、いろいろな大義名分のもとに感染を広げる原因行動をしていきます。

何を得るのか、何を失うのか、いろんな物差しで、様々な天秤で測ります。合理的判断であるように行動するのか、直感的判断に従うのか。
生命の尊厳性をとるか、生命の質をとるか、、、となるほどの永久的1回性の意思決定問題ではないかもしれません。

何を選んでも、いくらかの喜びを得て、いくらかの犠牲を生みます。
未来は分かりません。
過去を正しく分析できるかも分かりません。

分からない、分からない、分からないの先に、「私が在るということ」が見つかることを願います。
進んで、進んで、進んだ先に、「私が在るということ」が見つかることを願います。

エヘイェ・アシェル・エへイェ (I am that I am)
(出エジプト記3章14節) 

今年も年を越せるであろうことに感謝し、来年を迎えられるであろうことに感謝します。

今年最後の投稿になるか分かりませんが、
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

弊社の魅力

弊社の魅力について語りたいと思います。

その1未経験者歓迎です。
そもそも完全な経験者はいないと思います。ご安心ください。
一生懸命かつ丁寧にやっていただける方には応えていきたいと思っております。

その2定時以降の残業作業ありません。
17時以降に仕事をすることは滅多にありません。30分くらいが年に2回くらい、、、あります。

その3ノルマないです。
担当取引先がありますが、無理がないようにしています。それは柔軟な対応ができるようにするためです。
必要性があれば、社長が自身の仕事を後回しにして手伝います。ただそのせいで、他のお客様にご迷惑をおかけしていることがありますので、妥協点を考え中です。社長が手伝った結果、なぜお客様のための時間を割いてやる必要があったのか疑問に思うことはありますからね。
また、物損程度のミスに関しては、真面目に働いている方には寛容でいようと思っています。企業様によっては、トラックをぶつけたり、明らかなミスによる損失を招いたりした場合、その損失を当事者の従業員に負担させるケースを聞きます。これは絶対弊社では行いません。しかし、弊社は基本的に社長が一緒に謝罪に行き、報告書や対策のための書類も作成します。日頃の態度にもよりますが、減給処分もしません。賞与に関しては、程度によりますが、ベースからの上積みが相殺方向に働く可能性はあります。

例えば、廃棄物関連会社と言われると、パッカー車でゴミ回収作業をしている様子が思い浮かぶでしょうか? 毎日担当地域を残さず回収するためには早朝から走り回る必要があるイメージもあるでしょうか?
弊社は幸か不幸か家庭ごみを扱っておりません。許可上、取り扱えないというのが正確なところでしょうか。
基本的には取引先工場の担当部署の出勤時間に合わせることになり、必然的に8時から17時になるわけです。通常、17時ぎりぎりに廃棄物回収の立ち合いをすると、事務処理の時間をする暇がなくなりますから、お客様も就業時間間近に回収依頼することはないです。

また製品納期というものがありません。リサイクル原料がお客様の廃棄品(成形不良品、ランナー、試作等)に依存する特性上、特定の種類の樹脂の特定量を納期日までに確保することが難しいです。
原料を買ってきて、製造する仕事であれば、弊社でコントロールできます。この「原料を買ってきて」の部分の数量が弊社で決められないので、難しいです。
従いまして、納期日までにこのリサイクル原料を10t何としても用意するぞ、ということは起こりえないのです。

こう書いていくと、弊社の魅力ないし特徴がお分かりいただけたでしょうか?

長期で上昇志向を持ちながら、弊社で働きたいと思った方にはリスクを感じる点があるかもしれません。どう会社を成長させるか、少しずつ準備中です。

最後に 弊社の仕事は楽な仕事ではありません。
柔軟に対応できる時間がある、という事は、柔軟に対応すべきことがあるということにもなります。柔軟に対応できる時間を休憩に使ったり、不必要に他の従業員の手伝いに行ったり、そういうことをしたい方はご遠慮ください。
お客様から信頼を得るための貴重な時間だと理解し、考えて行動できる方を求めています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

 

捨てられちまったモノに、夢は見られるのか

ゴミは夢、ゴミには夢が詰まっている

NHKさんのプロフェッショナル仕事の流儀「自分を拾う、夢を運ぶ〜ゴミ収集員・岳裕介〜」が先週放送されました。明日8日も再放送とのことです。

私は「やっと来たな」と思って見ました。見る暇がなくて、日曜の昨日に録画データをやっと見れました。

以前も書きましたが、コロナで二次感染が心配される業種のひとつが廃棄物回収業、処理業です。そして、その中でも、家庭ごみを扱う一般廃棄物業者は非常に恐怖の中で仕事をされていると思います。
弊社は法人の産業廃棄物、工業用品になるので、感染性リスクは家庭ごみよりは低いと思います。

弊社をアピールしようと思うとき、一口にゴミと言っても工業用品のようなものだから、腐敗臭とか汚物が付着するようなものは扱わないと言いたくなることがあります。そのたびに、自己嫌悪と言いますか、やはりどこかで廃棄物業者と思われたくない自分に気づくことがあります。
インテリめいたブログを書くのもそのひとつの表れかもしれません。ゴミの処分に関しては、もっとやりようがあると思うことは多々ありますので、アウトプットすることで何か見えてこないかなと思っているのも事実であります。
岳さんのエピソードで小学生に臭いと収集車を傘で小突かれたり、大学生にも悪態を突かれたりしたというものがありました。
私も何度か傷ついた機会はあります。心が折れないように自分に言い聞かせることもあります。

岳さんも言われていたんですが、ゴミを扱う業者がただ捨てるだけのゴミとしてしか見ては、何も生まれてこないと思います。ゴミは夢なんです。

リユースとして、ゴミをゴミとしてでなく、ものの見方を変えることで、再生しようという動きもあります。淀川テクニックやモノ:ファクトリーで調べると色んな情報が出てくるかと思います。
レディ・メイド(既製品)を使って芸術的見方をする。芸術家とは新しい見方を提供するものだと言ったデュシャンの作品は小便器をさかさまにしただけに見える『泉』を筆頭に、芸術自体の存在に問いかける高度さがありますが。。。

「モノ・情報が溢れる現代」という言葉に古さすら感じるようになった現代、本当のオリジナルとは?という呪いが発生してしまうほど色んなことが消費され、何度目かのリバイバルがやってくるスパンも短くなってきて、、、と思ってしまう現代だからこそ、捨てられちまったものに魂が宿るんじゃないかって夢をみることがあります。

あと、岳さんがすごいと思ったのは、家庭ごみの集積所は散らかっているのを片付けてもそれが感謝されて、自治体からこれからも仕事を頼むって言われる機会は少ないんじゃないかって思うんです。事業系廃棄物の業者割り振りの内情には疎いのですが、おそらく金額等で見えない部分を評価されるのは難しいかと思うんです。それでも仕事の時間外にそうした行為をすることに見習わなければと思った次第です。
勿論、時間外の作業に関しては他人に強いることはありません!

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

トップ画像の説明2

原稿ストックがなくなりそうですが、トップ画像の説明は終えておきたいので、本投稿ではアコウについて説明します。

正直、宮崎の植物を選択するのに、ましてや会社のトップ画面にアコウを持ってくる企業は他にないのではないでしょうか? 宮崎の樹木ならフェニックスがでしょうね。フェニックスも不死鳥ですから、再生のイメージが簡単に連想できますし。

キャッチコピーの作り方に違和感を持たせるのが大事といいますが、私としてはその違和感をアコウに託しました。ただ、未だ誰もアコウについて尋ねる方がいないので、このアコウについて取り上げたいと思います。

 

アコウはアコウクワ科イチジク属で、漢字で書くと赤榕です。榕の意味はそのままガジュマル・アコウのクワ科イチジク属を表しているようです。亜熱帯植物です。特徴は気根を枝から伸ばして張り巡らすことで、土台となる岩や木を覆いつくします。ヤドリギは寄生木と書くように宿主の中に食い込んで栄養を吸いますが、アコウ・ガジュマルは覆いかぶさるだけです。覆いかぶさって元々あった木は枯れていくので、絞め殺しの木とも言います。共生ではないんです。。。だからヤドリギみたいに幸福をよぶ木と呼ばれたり、クリスマスにヤドリギのの下でキスなんてロマンチックなエピソードは出てきたりしません。

 

宮崎の宮交ボタニックガーデン青島には2本のアコウが互いの気根を絡ませている姿から夫婦アコウとよばれるアコウがあります。更に平成19年に絆の木と命名されたそうです。

宮崎県野島神社の内海のアコウは国の天然記念物に指定されています。天然記念物に指定されているアコウは現在6カ所です。そのうち3カ所が神社の境内にあります。

神社といえば注連縄で、絞め殺しの木という呼称と相まって、蛇を連想しました。注連縄が交尾だとすれば生命感がありますが、アコウは。。。

野島神社は「浦島太郎をまつる」と書かれ、御祭神は塩筒大神(塩、造船、生花、料理の神)、猿田彦神(商売繁盛、安産、長寿祈願、五穀豊穣、交通安全の神)、住吉三前大神:上筒大神、中筒大神、底筒大神(漁業の守護神、縁結び、子授けの神)です。また塩筒大神は塩土老翁神、塩椎神ともあり、ツチ(ヅチ)が出てきますが、深入りしません。

和歌山県美浜町には竜王神社のアコウがあるようです。学生時代に行けば良かった。。。和歌山県は中上健次氏の紀州熊野サーガの舞台ですから、血脈のように映るかもしれません。

クスノキからトトロなら、アコウからはどんな姿が描かれるでしょうか。奄美大島ではケンムン(妖怪)が潜んでいると言われたようですが。

潜伏といえば、潜伏キリシタンが長崎の黒島でアコウによる防風林を築いたことから黒島の集落として世界遺産に登録されています。

 

再建中の首里城、その首里城正門歓会門前には、戦時中に焼けたアカギにアコウが覆っています。木曵門の前にもアコウが生えているそうです。

 

言葉遊びとも連想ゲームとも言われるかもしれませんが、結局、アコウが好きだからトップ画面に持ってきたのかもしれません。いや、言いたいことは、生命力(再生)です。

さて、次は弊社の働き方の魅力について書こうと思います。
性善説の立場というわけではないのですが、基本的にはきちんと信頼できる仕事を社員が果たせる環境を目指したいと思っております。弊社の仕事が好きになることが何よりも大事だと思います。その環境づくりですね。

あと、昔やっていた不確実性下の政策について思い出しながら、書いてみようかなとも。未曽有の状況下、確率分布が定まらない中、政府はどういうタイミングで政策を行うべきか。また、政府の情報発信によって、国民が政策実施前に織込み済みの行動をすることで、、、あまり時間はかけられませんね。いつも自己満足ですが、たまには数学的記述をやりたいとも思うわけです。前者ならリーディングペーパーそのままに書くだけになりそうですが。

ほぼ徹夜続きなので、眠気覚ましにいくつか論文を漁ってテンションを上げたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友