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社員募集2026 現場スタッフ

2026年も社員募集中です。

2025年7月末より3年半ぶりに募集を行いましたが、以前より反響が小さくて驚いています。
面接も何回かやらせていただきましたが、マッチせず、引き続き2026年も募集させていただきます。

求人サイトには書ける量が限られるので、本ブログにも説明を書きます。
多少見やすくなるように、また改善しやすいように、Q&A形式にしてみます。

 

Q何の仕事の会社ですか?

A環境保全にまつわる色々な仕事に関わっております。

基本的には法人相手になり、廃材倉庫等で該当品を回収して、弊社に持ち帰って検品する作業が時間の大半を占めます。
お客様方は優しい方ばかりで、非常にコミュニケーションがとりやすいです。

安全かつ柔軟に対応できるように、2名以上で行く現場が多いです。
例えば弊社の資材の運搬、プラスチック原料だけの回収しかないところでは慣れたものが1名で行く現場もありますが、複数種の廃棄物があったり、廃油であったりするときは2名が基本です。
信頼関係が大事な仕事だと思いますので、右も左も分からないのに「ひとりで行ってこい」なんてことはしません。

家庭ごみは取り扱いません。
トラックの運転もメインは工場ですので、道路わきに寄せて急いで作業するようなことは年に1回あるかないかです。

プラスチックの再資源化も手がけております。メインはプラスチック製品製造工場から出る端材等になるので、9割は使用済品ではありません。
A型就労移行支援事業所様とも協力しております。

どの企業様もゴミ削減には興味を持っております。弊社はそうした企業様の廃材倉庫を見て、どういう風にすれば弊社が買取することができるか(ごみを減らせるか)を一緒に話し合っていきます。

廃棄物の流出や汚染にもアンテナを張っており、分離槽や側溝の清掃も行っています。
分離槽とは例えば工場油等が流れても、工場外に出て行かないように設計されている枡です。こうした清掃作業は3~4名で行います。

工場の緑地保全事業も行っており、草刈や剪定も行います。

 

Q残業は多いですか?

A基本的には納期に追われる仕事はありません。17時には作業終了となるようにしています。だから、18時以降の予定を組みやすいと思います。
年に2回ほど17時半くらいに終わることはありますが、それ以外は毎日17時10分には会社を出ることができます。

逆に、不必要に仕事の時間を伸ばしません。雨天時や猛暑日、土曜日は、2024年実績として、トータル37.5時間早く仕事が終わりました。

 

Q休みはどうなっていますか?

Aまず日曜日は休みです。そして、月に2日分好きなタイミングで半日から休みをとってもらっています。3日前申請で、他の従業員にも伝えてから、休みをとります。有給休暇と制度は似ていますが、有給休暇は別途あります。

祝日は取引先工場の関係で休日になりません。休みが必要な方は月2日の休みを利用して取得していただきます。

但し、GW、盆、年末年始の月はこの2日分の休みは用意していません。必要があれば、有給休暇を消化してもらいます。
GW、盆、年末年始は、有給休暇推奨日5日を入れて、約1週間の休みが取れるようにしています。

2024年は日曜日52日、それ以外の休日35.5日、早上がり等計4.5日(37.5日)有給休暇取得日数平均9日(中央値8日)で、従業員ひとりの年間休日数が平均101日(中央値100日)でした。

 

Q入社後の給与評価はどうなっていますか?

A研修期間3ヵ月を経て、正社員登用となります。
トラック運搬業務をする、樹脂の種類を積極的に覚える、草刈等に参加するなどが条件になります。ある程度適性を考慮したいとは思いますが、チームプレーは大事にして欲しいです。

きちんと仕事をするというのは、他の従業員と比べて明らかに作業に時間がかかっていないか、提出書類をきちんと出すか、報告をきちんとするか、リフトに乗ったものの携帯を触って時間潰しししている姿をよく見るか、などをチェックします。

他の従業員より時間がかかっても、プラスアルファでちょっと目につくゴミの片付けをしたり、取引先の担当者と情報交換したりしていれば、それは無駄の時間ではないのですが、取引先を出たのに一向に帰ってこないというのは困ります。

また、弊社の休暇として毎月日曜日以外の2日好きな日に休みをとるようにしています。本来であれば、前月にシフト表を作りたいところですが、休みが少ない分、柔軟に休みが申請できるようにしたいと思っています。ただ3日前を基本申請としているに関わらず、申請書が出ないと全体に迷惑が掛かります。

そうした当たり前に真面目に仕事をすることができないと、一番重要な信頼関係が築けません。信頼して仕事を頼めることがきちんと仕事をすることの裏返しになります。

 

(有)アイ・エス・オー 長友

冬期休業のお報せ

いつもお世話になっております。
冬期休業のお報せになります。

12月27日土曜日~1月4日日曜日

となります。

1週間超お休みいただき、ご不便をおかけするかもしれませんが、宜しくお願い致します。

何か御用がございましたら、お問合せよりご連絡いただけますと幸いです。

求職者の方も同様にお問合せよりご連絡いただいた方が確実かと思います。

2025夏期休業のお報せ

いつもお世話になっております。
夏期休業のお知らせになります。

8月9日土曜日~8月17日日曜日                                 

となります。

 

 

「であること」とは、物理的にはすなわち「粒子」であり、「すること」とは、すなわちプリゴジーヌの言う「生成」ではないか。

(中略)

古典的世界は「粒子」であり、近代世界は「生成」なのである。

(中略)

解剖学というのは、死体を扱う。死体には「生成」はなく、運動がなく、時間がない。(中略)「形態学」というくらいで、目を使うのである。

(中略)

私から見れば、目が先か、耳や運動覚が先か、という問題なのである。

(中略)

世界を見ているのは、それが物理化学的世界であろうが、社会であろうが、われわれの脳だ、ということである。したがって、脳の方に目と耳の分離があれば、やがてその分離は、われわれの「考え」のどこかに顔を出す。だから、世界は「古典的」になったり、「近代的」になったり、「停滞」したり、「進歩」したりするのである。

(中略)

いかなる真理も、すなわちいかなる脳も、「静的と動的な傾向を同時に持つ」からである。

(中略)

視覚と聴覚とは、別に「対立する」感覚ではない。とくにヒトの場合、両者は言語として、特異的な結合関係に至るのである。

養老孟司『カミとヒトの解剖学』

 

 

GW休暇のお報せ

GW休暇のお報せになります。

2025年4月26日土曜日由り、5月6日火曜日迄となります。

1週間超お休みいただき、ご不便をおかけするかもしれませんが、宜しくお願い致します。

何か御用がございましたら、お問合せよりご連絡いただけますと幸いです。

私の20代が詰まった研究(?)と機械学習のAIには非常に重なる内容が多くて、というより基礎理論の応用方向性の違いのようなもので、2021年8月27日に書いた「拡散方程式」を交えて書きたい気もするので、GWはその取り組みになるかと思います。
画像生成や分子構造生成の数学的理解(アルゴリズム)に触れたいです。

あとはGWの予定として、ubuntuをOSに採用したPCをつくったので、試したいことが試せればと思っております。もう錆びついたかもしれませんが、数値解析を少しやろうかと。弊社の分離膜装置はデータも取ってあるので、試したいような、、、うまくいけば、データ項目を増やして変数を増やしたいので、そこのあたりをやっていけば、制御が、、、わかりません。。。

年末年始休業のお知らせ

ご無沙汰しております。
年末年始の休業のお知らせです。

12月28日土曜日より1月5日日曜日までとなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

2024年はどんな年だったか問われると、例年以上にマルチタスクに拍車がかかっており、ゆっくり物事を考える時間がなかったように思います。
そんななか、谷川俊太郎氏が亡くなられて、、、
新しく小説の世界にどっぷり落ち込んでいく余裕というべきか心の強度がないなか、詩だけは定期的に新しく取り込まないと、、、なんて思っていたわけですが、、、この「新しく」を簡単に自分の血肉にするのは難しく、「独自性」をしっかり気付くのは、、、また、、、
個人的には大江健三郎氏の文学的評論や読んできたものに影響を受けており、谷川俊太郎氏に対しては詩人を生業にする業というべきか、、、そのattitudeですよね。。。
大岡信氏が亡くなられ、、、大江健三郎氏が亡くなられ、谷川俊太郎氏が亡くなられ、、、本当に世界が消失していくように感じます。

2025年は量子力学誕生から100年とのことで、モチベーションはあがるわけですが、赤外線分光法が今現在は一番近くで感じられるものですが、「量子赤外分光 Quantum InfraRed Spectroscopy 」がホットな話題なんですかね。実用化までいけば、単なる小型化だけというか、私がいま欲しいツールなのかもしれません。
来月の現代化学(雑誌)にも紹介されるみたいですし、楽しみです。

量子を使いこなす、、、半導体の世界を見ても、基礎理論というよりエンジニアリング的な実用サイドへの応用面が重要になっているわけで、小型化のレベルが分子2個分のサイズになり、トンネル効果をどうクリアするか、その精度での量産化する必要があり、、、(以下、略

ちなみに弊社の分離膜、1次処理:限外濾過膜の穴(孔)はもう少し小さく、2次処理:RO膜は更に小さいです。そう考えると、分離膜は古典力学の範疇でなく量子力学モデルが必要ではないかと。。。統計力学が現象論的にアプローチできるので、実務的には求められないのかもしれませんが、浸透圧現象含めて、、、

趣味ないし自社内の範囲ならラズパイのような電子工作も自分でやる手はいくらでもあるので、高度な技術よりはエンドユーザーサイドのアイディアなのか、、、

資材や処理コストは上がり、労務費は上がり、事務手続きは増え、、、ネガティブになっていくばかりですが、少しずつ前に進んでいく、技術や知識の種を播いていくしかないのだと思います。
地道に信頼を積み重ねつつ、お客様のニーズに応えるための創意工夫、、、それ以上の何かを見つけていきたいと思っています。期待を超えないと面白くないのは重々承知しております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

夏季休業のお知らせ2024

いつもお世話になっております。
夏季休業のお知らせになります。

8月10日土曜日~8月18日日曜日

となります。

定期業務のお客様に対しては、ご迷惑をおかけしないよう、一部出勤することはありますが、基本的にはお休みさせていただきます。

ご相談等ございましたら、緊急時はお電話(携帯転送あり)、休業日明けはお問合せからメールでご連絡いただけますと幸いです。

暑い日が続きますが、みなさまご自愛ください。

 

私は日中は、情報熱力学の趣味研究を進めていくか、モース理論等を深めて素粒子物理学に踏み込んでいくか、行列解析の勉強して量子情報の理解を深めるか、ATPエネルギー運搬分子モーターのキネシンについて調べていくか、、、
電子工作をして実験をするかも考えておりますが、、、もう間に合いませんね。

GW休業のお報せ

GW休暇のご案内をさせていただきます。

 

4月27日土曜日から5月6日月曜日まで
お休みをいただきます。

 

機械設備・トラック等のメンテナンス作業も行いますので、ご理解いただけますと幸いです。

電話対応等はできますが、履歴が1日で飛んでしまうほど多種多様な電話が来ることもあります。
休暇後の対応でも大丈夫な場合、お問合せ(メール)よりご連絡いただけますと幸いです。

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

 

【余談】
少し時間の余裕のできるこの期間は、論文の精読にチャレンジします。
普段は、論文概要ですませたり、中身を見ても狙い(方向性、やろうとしていこと)を追いかけながら、必要な基礎理論を意識したりしながら読みます。英語の論文が多いので、貧しいボキャブラリーでは、斜め読みもきついことがありますが。何となくわかった気になって、補完できそうな日本語資料を探して、そこにある問題意識やモチベーションを共有できるようになれば、ひとまず終了です。
GWなどで少し時間がとれるときは、一番読みたい論文の行間を埋める計算をします。
この埋める作業に必要なのが、単純な算数ではなく、色んな数理的条件とそこから生まれるアプローチ(分野)が発生し、適度にやるには大枠の理解と演習問題による経験を積む必要がある気がします。演習問題をじっくりやる時間はないので、解答をいきなり見ながらざっと掴んで、論文で実践して同じようにいけるか、、、が多いです。
今回は沙川先生の論文を読みたいと思っています。まぁまぁ基礎理論が足りていませんが、興味のあることだらけなんですよね。
熱力学、統計力学、非平衡系、、、情報理論の組み込み、分子モーター
たぶん表には出てませんが、素粒子理論のようにトポロジカルなアプローチも意識しながら、、、
無駄なあがきではありますが、私は私で覗きたい世界があり、もがける時間があればもがいています。今のところビジネス的な恩恵は受けておりませんが、環境保全へのアプローチとして得られるものがあるはずです。

年末年始休業のお知らせ

年末ぎりぎりのご連絡となってしまいました。

踵のアーチを真っ二つに折って3カ月、ようやく痛みを我慢すれば松葉杖なしでも歩けるようになりました(病院からは松葉杖なしの許可は出てませんが、、、)。

椅子から立ち上がるだけでも一苦労で、何をするにも時間がかかってしまい、10月以降はご迷惑をおかけしてばかりでした。
年が明ければきっと踵への荷重もかけられるようになり体幹機能を取り戻すことができるようになると思います。

 

年末年始休業のご案内です。

令和5年12月29日(金)~令和6年1月7日(日)

一部動くことはありますが、基本的にはお休みになります。
ご連絡等は承ることができますので、お問合せないしメール等でご連絡いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

樹脂識別機器の原理

樹脂の識別方法として、分析機器測定があります。

有機化合物の成分同定もしくは分子構造の同定といった分野があります。 例えば、新薬を作ったときに、目的物ができているか見ないといけません。逆に、異物混入していないかも必要です。

直接見ることはできないので、分子構造や官能基を間接的にみることになります。

その方法としては、質量分析法(Mass Spectrometry ;MS) 、核磁気共鳴分光法 (Nuclear Magnetic Resonance spectroscopy ;NMR)、赤外分光法(Infrared spectroscopy ;IR)などが有機化合物のスペクトル分析の代表格でしょうか。

樹脂の識別に限れば、ある程度、赤外分光法(IR)でできます。ひとくちにIRといっても、分散型とフーリエ変換型でスペクトルを得る方法が大別されますし、測定法も5種類ほどあり測定法に合わせて試料の状態や必要なものが違ってきます。

本稿では、どうして赤外線で分かるのかといった原理をざっくり説明できたらと思っています。

照射された赤外線のうち吸収された部分、当該赤外線はどの領域の波数(Ex.1cm内の端波の数)でどれくらい吸収されたかが情報になります。
赤外線といっても780~10万nmの幅があるので、いろんな長さの波があります。そのいろんな長さのうち、どの長さ(赤外線波数領域)と反応するかをみるわけです。

 

分子はいくつかの原子が結合しているわけですが、分子内の原子の違いや結合の違いによって官能基部分毎の結合力が変わり、その結合力と赤外線波数領域が対応しています。

赤外線は人体に当たると暖かく感じます。つまり、エネルギーを与えられています。分子結合部分が振動し、エネルギー準位が遷移します。
この遷移という動きが心電図のピコンと反応するピーク(R波)みたいに現れ、心電図に相当するのが赤外吸収(IR)スペクトルになります。

だから、心電図から読み解くように、樹脂の同定もIRスペクトルから読み解く(間接的に分子構造をみる)ことになります。

 

それでは、より深くみるために、簡易モデルを設定しましょう。

原子Aと原子Bの二原子間で考えます。この原子間を結びつける力(結合力)は単振動のバネで近似することができます。一般にこれを調和振動子と呼びます。

結合力をバネ係数k、換算質量 として単振動を考えると、ポテンシャルエネルギーと運動方程式より、振動数 、従いまして、波長より

波数が得られます。

よって、波数と結合力は正の相関、波数と換算質量は負の相関があることがわかります。

 

次に、量子化して考えましょう。つまり、波ではなく粒として考えます。

運動量pとして、2原子間が基準よりxだけ伸びて単振動運動したとき、調和振動子のエネルギーの式は次の通り。

シュレーディンガー方程式は

これを漸近解をguesssしてエルミート多項式を乗じて、元式を満たす解を作り、漸化式を(以下、略)

シュレーディンガー方程式の解として、粒1つ1つの離散(整数)関数の解が得られます。飛び飛びになるエネルギー遷移が説明できます。

遷移エネルギーは

となるので、エネルギー準位遷移によって、特定の波数の赤外線が吸収されることが分かります。

※調和振動子を前提にしましたが、厳密には振動は非調和でボテンシャルエネルギーはモースポテンシャル関数で表すようです。単振動の線形モデルがそのまま援用できるわけないですからね。ただエンジニアリングモデルとして線形性は妥当ですよね、非常に簡単に相関を追っていけるので。

再掲しますが

より、赤外線を照射すると当該官能基(原子間)結合力に応じた波数の赤外線部分が吸収されることでエネルギー準位遷移がおき、IRスペクトルの当該波数上でピークが見られることが分かります。

逆もしかりで、いろんなノイズを取り除ければ、分析器からIRスペクトルを出力し、そのピークが起きている波数領域をみれば、何の官能基か推測できることになります。
ピークが複数個起きているので、それぞれの官能基を推測すれば、分子が推測でき、そこから樹脂が同定できます。

実際に分析する際は、このノイズを取り除いて当該樹脂由来部分だけのIRスペクトルを得ることが重要になります。もしくは充填剤がどんなピークをもたらすか、樹脂同定と異物同定双方を頭に入れる必要があるのではないでしょうか。
そして、黒色問題ですね。赤外線を吸収するので、いかに敏感に(反応よく)測定できるかが重要になります。ハンディタイプの簡易識別機がありますが、ネックになるのがここでしょうね。

最後に、、、ここまで御託を述べましたが、弊社には分析機器がありませんし、原理もすべて独学なので、説明に飛躍があるのは愛嬌ということでお許しください。
ATR法のできるフーリエ変換型の分析計測機器は欲しい(使いたい)んですけどね、、

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

膜とは何か? 思想篇

9月になったとはいえ、まだまだ湿度の高い暑い日が続きますね。

最近、廃棄物許可更新のための講習会(試験)がありました。
講習会で代表的廃棄物の中間処理方法が紹介されるのですが、廃油処理に分離膜はでてきません。埋立地の浸出液処理の方で簡単に紹介されます(膜の種類と透過防止対象)。
埋立地での分離膜モジュールは分かりませんが、弊社では切削加工部品の洗浄排水等のエマルション性含油廃水を対象にしているので、浸出液のような薄い液はもちろん濃い液体も分離しております。濃いと膜のファウリングが起きやすく、処理工程が円滑に進まないのですが、色々な工夫をして膜の能力が長期的に発揮できるようにしております。

 

後付けではありますが、今回は、「膜とは何か?」をテーマに書きたいと思います。

 

私は(分離)膜の事を考えない日はないのですが、そもそも膜とは何でしょうか?

 

我々生物には細胞膜があります。私が大学1年生のころに図書館で論文誌を初めて手に取って目を奪われた(記憶に残っている)のが、生体膜とイオンチャンネルに関するものでした。論文内容は忘れたのですが、生物の細胞というのは膜で覆われていて、この膜には選択的にミネラル等のイオンを通すゲートがあります。このゲートのメカニズムの研究だったと思います。
現象として在るものの微小世界の機構で制御されている、世界の成り立ちに興味を持ち、そうした研究をしたいと思うようになった出会いでした。

 

そう、この眼前に広がる世界もスケールを小さくしていけば、素粒子で成り立っています。
これがどう成り立っているか説明できる、世界の構成最小単位の仕組みが説明できれば世界全体が説明できる、統一理論の夢があるわけです。

 

議論の余地は大いにあれど、超弦理論がその筆頭にあります。粒子が点ではなく線であることで有限性が生まれるので理論破綻を免れ(半径0でなくなるので無限大量でなくなり)、M理論をもってくることで重力子を超弦理論に取り込めるようになりました。

 

この統一理論ないし超重力理論のM理論に登場するDブレインは「膜」なんです。水面のように広がった、場の理論のソリトンなんです。
ひも状の開弦は両端を固定端として膜に貼りつき、わっか状の閉弦は膜から浮いた状態(もしくは膜同士をつなぐ円筒)として説明されます。

 

語弊はあれ、この世の現象は膜状のものによって築き上げられている、と考えれば、胸は高鳴ります。

 

取り込めたからといって諸々の整合性や実証性が不完全であるようですが、、、(最近は8月10日に2018年から開始していたミュー粒子の実験統計値が統一理論の手前の標準理論から導かれる予測値に合わなかったようです。最終的な結論が出るのは2025年のようですが、理論がおかしいのか、実験がおかしいのか、難しい問題です。

 

 

話は胸の高鳴った細胞膜に戻ります。

 

そもそも生物の定義とは何でしょうか?

ある程度生物学者たちに受け入れられていると言われるのが次の3条件です。
(1)外界と膜で仕切られている、(2)代謝を行う、(3)自己複製する

 

そう生物の定義にも膜が出てきます。
M理論の膜は数学的要請に応えるもので、boundaryな性質をもっていると考えれば、膜というものに向き合うことが我々の存在にも向き合うことになると、、、

 

数学は数学語で語るべきで、哲学は哲学語で語るべきで、日常語を持ち込むと数学の世界のことを説明しきらない不誠実さが生まれるので、、、知らずとソーカル事件が生まれるわけです。かといって、M理論なんて私が素粒子物理学を専攻したとして何年かけて数学的記述が自身でできるようになるのかというレベルでしょうが。。。
研究にはお金がいるので、予算をとるためには、日常語で語るべきで、何にせよ難しいですね。

 

 

 

我々はどこから来たのか

我々は何者か

我々はどこへ行くのか

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友