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月別アーカイブ: 2023年3月

埃を被った樹脂原料(ペレット)ありませんか?

3月は工場様にとっては棚卸し整理の月でもありますね。

棚卸しの対象外で破棄する樹脂原料はありませんか? 埃を被った原料袋が何年も放置されていませんか?
樹脂ペレットには違いないけど、むかし誰かが試作用に仕入れたようだけど、何の樹脂だろう。。。というものはないでしょうか?
分からないから放置という選択肢を取り続けてきた樹脂はありませんか?

 

【弊社で樹脂識別できます】
依頼主が樹脂原料を指定してくるので、当該ペレットの厳密な樹脂名はわからないというケースにも弊社は慣れています。できれば、原料袋と中身が一致しているとスムーズに対応できますが。。。
樹脂製品(ブランド)名でものは分かっているから、グレードによるPAモノマー単位の炭素数やガラス含有率は製造現場や廃棄担当者には関係ないことも承知しております。

もし廃棄できるのであれば、弊社にご連絡いただけませんか?

無料回収できるかもしれません。
弊社が定期的に取り扱っている樹脂であれば、少額かもしれませんが、買取できるかもしれません。
ペレットだから嵩張らず廃棄しやすいかもしれませんが、ゴミで埋立処分や焼却処分にしてしまうより、リサイクル原料として改めて活用された方が社会にとって良くないでしょうか?

弊社は多種多様な樹脂を取り扱ってきた実績があります。
貴社で判別できなくても、弊社なら樹脂の種類を特定することができるかもしれません。

 

【英語表記のみでも問題ないです】
海外メーカーでも問題ありません。英語ならその場で読み取ることができます。その他欧州圏の言語ならたぶん大丈夫です(単語によっては言語間のスペルの違いは小さいこと、専門用語に違いは大きくないことと、樹脂用語に使われる用語は限定的なので推測は難しくありません)。
原料袋が擦れて一部読み取り不可能でも、限られた表示から特定できるかもしれません。
特注グレードでもメーカー名やグレード表記、ペレットの形状等から添加剤含めて予測できます。

今月も排出側が詳細の分からない樹脂ペレットを回収しました。
中国メーカーの特注グレードでしたが、原料袋に英語表記があったこと、英語表記ののウェブサイトがあったことで、売買可能な情報は特定入手できました。

 

弊社は樹脂に愛着をもって接しています。樹脂材の特徴、添加剤、金型についても興味をもって勉強しています(勿論、現場の方には敵いません)。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友

アゲラタムの花言葉は。。。

ご無沙汰しております。

夏に書こうと思っておりましたが、冬になってしまいました。
県知事選挙が終わった後に、再度書こうと思っておりましたが、また伸びてしまいました。
と、思っていたら、もう春の陽気です。3月ですが、日中はもう初夏がやってくる勢いですね。

あちらこちらに綺麗な花が目に惹くようになりました。道路沿いであったり、民家であったり、様々なところで花壇を目にすることがあると思います。

以前であれば「黒木さんちの芝桜」と言えば、「新富町の上新田のあそこでしょ」なんて話が出てきました。ネットを利用すれば、知る人ぞ知る隠れ名所も出てくるかもしれません。個人宅での撮影には注意しましょう。無断侵入・撮影は問題がありますし、花壇の手入れをしていると「天国のようにきれいな花畑ですね」と声をかけてきた方が、これから花を咲かせる花卉を踏みつぶしていたなんて話を聞いたことがあります(何も知らないと草と見分けがつかない可能性も、球根が埋められている可能性もあります)。

 

【感謝の気持ちを伝える花】
花はふとした瞬間に心の琴線に触れる力があります。それは単なる美しさだけではない生命宿るものがもつ力だと思います。

血は流れていなくても、地に根を生やし、体内には流体物があります。運動があり、伝達があります。

 

取引先の関係で弊社が花を植えている花壇があるのですが、ある初夏に青いアゲラタムを植えました(他の花も植えていますが、割愛)。そうしたら何故か草が生えない日が続きました。

秋が終わる頃、花の植え替えに立ち寄ると、声をかけてこられる方がいました。その方は近所で牛の畜産業を営んでいる方でした。

平成22年の口蹄疫は本当に大変で、多くの人の助けがあったから現在があるのだと話されました。それは10年たった今でも感謝しても感謝しきれないくらいの思いで、その思いを何かで示したいと思っていたそうです。
この青いアゲラタムが目に入ったとき、何とも言えない愛おしさに溢れたそうで、青いアゲラタムの世話をすることが感謝の思いを示すことになると感じたそうです。

 

【花言葉】
アゲラタム(ageratum)はギリシャ語で不老です。日本で越冬は難しいのですが、初夏から晩秋まで花を咲かせてくれます。暖かい国では多年草で、毎年長い期間、花を咲かすことから不老の名を持っているのでしょう。そこから、信頼、安泰といった花言葉がつけられています。特に青い花の方に信頼という花言葉がついているようです。

2022年は傷ついてばかりでした。そんな折、久しぶりにこの時の畜産農家の方にお会いしました。アゲラタムのことを思い出して、信じて信じて悩みながらも折れずに何らかの花を咲かせ続けたいと思い起こさせてもらえました。

 

【癒されたアキレス】
アゲラタム自体はキク亜科のヒヨドリバナ連カッコウアザミ(アゲラタム)属になるようですが、属が違う種類にキク亜科のキク連ノコギリソウ(アキレア)属はアキレア・アゲラタムという名がついています。アキレア・アゲラタムはアキレス腱で有名なアキレウスが瀕死の状態のときに癒したようです。ただ治癒しきれずにそのまま死んでしまったわけですが、アゲラタムがこうして現代で現実において心を癒してくれたことが不思議です。
そのあたりのことも思うと、口蹄疫で傷ついた畜産農家の方がアゲラタムに惹かれたのは、単なる偶然なのか、アゲラタムが引き寄せたのか、、、色々と思う次第です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(有)アイ・エス・オー 長友