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雨がしとしと

菜種梅雨 やさしき言葉 持つ国を
歩む一人の スローモーション (俵万智)

 

今日も雨ですね。例年こんなに雨が多いのかと不思議に思って過去の天気を調べると、去年も2月に結構雨が降っていました。その前年も意外と。不思議です。20代のほとんどを東京で過ごしたこともあって宮崎の冬のイメージがずれているのかもしれません。

今日は3日前の雨ほど寒くありません。昨日の雨よりは寒いです。今週は変な天気です。先月下旬は梅雨のような気圧配置になっていることから、春先の梅雨のようだと言われていました。

この春先の梅雨を菜種梅雨と呼ぶこともあります。他に、催花雨、春霖なんて呼び方もあります。そして、数年前に宮崎に移住してこられて話題になった俵万智氏の短歌に冒頭の歌があります。
私の好きな短歌のひとつで、雨で気分が湿りがちなときには思い出して、気分を晴れにして前を向きます。

 

今年は1月に桜やサツキに花がついていました。狂い咲きというやつです。
弊社は御取引先の緑地(芝園や植木)の管理も行っていますが、寒肥や薬剤散布に迷いが出ます。花を咲かせているこの子たちはもう起きちゃってるんじゃないかしら、と。植物の声をどのように聞くか、土曜日は静かな工場で一生懸命木々とコミュニケーションをとろうとしています。

今日は雨で切断面から雑菌が入ると可哀想なので植木屋さん業は休みです。各所、お客様の工場の点検に行ってまいりました。分離槽の点検、側溝の点検、グリストラップの点検、工場外近くの側溝や川も見てきました。

基本的には工場外に汚水が漏れないようにしてあるわけですが、絶対大丈夫ということはありません。何かあってからでは遅いので、些細なことにも気づきたいと思っています。小雨の日は油膜が見えやすく、普段水が流れていないところも油が浮いていないか確認できる絶好の日でもあります。

また、昨年からこうした点検作業に新しい試みも行っております。
吸着マットをマジックファイバー製品に切り替えました。従来の製品ですと、泥水を吸い上げてしまい、油をどれぐらい吸着しているのかがよく分からなくなっていました。マジックファイバーは綿菓子みたいに手で裂きながら中を見れますし、表面は泥で汚れていても中の方は油しか浸透していないので非常に効果や油の流量を知るのに役立っております。
グリストラップには天然由来の油吸着剤を散布しております。槽を傷めるといけないのでグリストラップには薬品を使用してはいけないのですが、弊社が利用しているのは天然由来ですので安心して利用できます。また消臭効果は勿論、冬の時期は特に油が固形化しやすいのですが、本製品を散布すると油を吸着してくれるので層に油が固まってこびりつくのを防いでくれます。清掃の負担も減るので重宝しております。

きれいな写真ではありませんが、参考に。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

有限会社アイ・エス・オー 長友