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日別アーカイブ: 2020年3月27日

ENVIRONMENT CONSERVATION & sustainable development

エコ(eco)とは何でしょうか?
一般には「環境に優しい」といった意味で使われていると思います。

 

ecoを英語辞典で引くと、ecoは接頭辞であり、語源としてはギリシャ語の「住居」を意味していることが分かります。つまり、われわれがカタカナ語として使うエコはいわゆる和製英語です。

 

ecoを接頭辞にした単語にはecology(生態学)やeconomy(経済)などがあります。
このエコロジーから現代のエコという言葉が生まれたことが想像できます。生態系維持といったニュアンスでしょうか。エコノミーを意識してか、エコロジーには反企業(反体制)といった意味合いがあったようですが、「持続可能な開発」やCSRといった動きが出てきたことで政府や企業活動の中に取り込まれています。これに対する批判的言葉としてはグリーンウォッチングがあるでしょうか。
本当に環境保全に対して動いているのか、持続可能な開発をできているのか、ただのポーズに過ぎないのか、簡単な議論にはならないでしょう。

 

結局、人間活動を送る上で基盤となる地球環境は安定して欲しいし、欲求を満たす経済環境は機能して欲しいわけです。求め続けた欲望の先で自らを食らうことになったとしても、それは生物としての業だと達観的に捉えることも可能ですが、相反する環境を求め続けることも人間らしいのではないでしょうか。
落語は人間の業の肯定である、と立川談志師匠も言いました。

 

「地球に優しい」らしい行為をすること自体に満足するのではなく、2つのエコについて問い続ける姿勢を失ってはいけない、それがエコに対する姿勢(attitude)だと私は思っています。

 

P.S.綺麗ごとだけでなく、もう少し尖ったことも書かねば、発言する(ブログを書く)意味がないのではないか、という葛藤もありますが、尖り続ける自信がないので、凄く遠回しに意味していることが何となく受容器に触れる方がいるかもなぁ、ぐらいに留めておきます。
I’d just be the catcher in the rye. That’s all I’d do all day. That’s the only thing I’d really like to be.
もう少し弊社の仕事内容が伝わる記事も書かねば、とも思っております。
All right. Come on.

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

有限会社アイ・エス・オー 長友